健康な脚とは?歩けることで良いことがある

ご自身のお顔や全身の姿は、毎日のお出かけ前にチェックする方が多いと思いますが、脚についてはどうでしょう?健康で痛みもなければ、日常で脚について意識することなどほとんどないのではないでしょうか?脚の健康について、これから5回にわたって考えてみたいと思います。

歩くと出会うことができる

家の中、車の中は楽ですが、あまり新しい出会いには恵まれませんね。一歩外に出て歩いてみることで、近所の人、散歩している犬や猫、飛んでいる小鳥や虫たち、季節の花々に出会うことができます。
最近はインターネットなどでの素敵な出会いもあるかもしれません。ネットの中での視覚を通しての出会いと、外出して五感で感じる小さな出会い、どちらも一期一会の大切な出会いです。私たちの足は五感で感じる小さな出会いを支えてくれているのですね。

歩いて出会う有能な私

悩みが頭から離れない時、なんとなく体調が悪い時、少し歩いてきたらスッキリしたという体験はありませんか?歩くことは脳にも良い影響を与えます。古くはベートーベンやダーウイン、最近ではスティーブ・ジョブズなど、歩きながら考えたり、創作したりしていた偉人は多いようです。
これは歩いていると、血液の循環が良くなり脳に酸素が行き渡って脳神経が活性化することや、歩く時に繰り返されるリズミカルな動きがセロトニンという人の心を前向きにするホルモンを出すことを促すことなどが影響していると言われています。
座っている時よりも立った時、立っているだけの時よりも歩いている時、脳は活発に動くのです。つまり歩いているときの私たちは、座っている時の私達よりもずっと、前向きになり、芸術的になり、論理的になり、有能になるのです。
「座っている時とは違う自分に出会える」これも歩くことの大きな魅力の一つです。脚は私たちの思考も支えているのですね。

歩くと健康になれる

認知症の予防に効果的なことは「運動」と「人との交流」です。前段でお伝えしたように、歩くと脳が活性化します。歩くことは、人や生き物と直接ふれあうことも支えています。つまり歩くことは認知症の予防そのものなのです。
さらに「運動」と「禁煙」は、がん、糖尿病、高脂血症、心臓病など様々な病気で予防効果がしっかり確認されている数少ない生活習慣です。しかし、禁煙は分かり易いですが、運動はどんなことをしたらいいのでしょう。「今さらテニスなんてムリムリ…」「もうジョギングなんかできないからなあ」なんて思わないでください。運動の中では、歩くこととストレッチ(柔軟体操)は手軽で、お金もかからず、誰でも確実に続けられるためオススメの運動です。全身をほぐして、歩いて、また全身をほぐす。これで、楽しく暮らし続けることのできる健康な体と心を手に入れることができるのです。歩くことは何歳からでも始められます。ただ一つだけコツがあります。急にがんばりすぎないこと、短い時間から徐々に増やすこと、これらが長続きする成功の秘訣です。

そしてなにより「身の回りのことをいつもまでも自分でできる脚」ために

「トイレに自分で行けること」は些細なことのようですが、とてもたくさんの要素を含んでいます。

まず尿意・便意を感じることから始まります。「トイレに行こう」と判断して、尿便を我慢しながら、自分でどこかにつかまり腰を切って起き上がるなり立ち上がるなりしなければなりません。次に転ばないようにトイレまで歩いていかなければなりません。そして中腰になってズボンとパンツを下ろし、転ばないで便器に腰掛け、用を足し終わったらまた中腰になってパンツとズボンを上げなければなりません。これだけでも「トイレに自分で行ける」ということは、脳の機能と足腰の機能がかなり影響していることがお分かりいただけると思います。
トイレに自分で行ける人は、椅子やベッドに座りながらなら自分で着替えることができます。食卓や玄関まで歩いていくこともできます。また、補助具などを使えば自分で冷蔵庫から好きな物を出してきたり、買い物に連れて行ってもらって自分で選ぶこともできます。立ち上がること、歩くこと、中腰を少しの間保てること、このどれもが脚が関係している動きです。
「自分のことが自分でできる」体の機能を保つために、また、歩くことで今の生活をより豊かにしていくために、「脚を意識して歩くことを楽しみ生かす」そんな毎日の習慣を作っていきましょう。

今日の復習
・歩くことで、脚から脳と体が元気になる
・脚は「自分でできる」を支えている

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