ほうれん草の旬は冬

調理に欠かせない基本的な野菜は、
一年中スーパーや地元の八百屋さんの店頭に
並べられています。

ハウス栽培のお陰で、
四季を気にすることなく
トマトやきゅうりを食べられることは
台所を預かる人にとっては、
とてもありがたいものです。

ハウス栽培は、
野菜を作りやすく病気にもかかりにくいため、
農家の方にとっては、
生産計画が作りやすく、
安定した収入が計算できるという
メリットがあります。

その点、
露地栽培(屋根、おおいがない畑で育てられている)の野菜は、
天候に左右され、
予測不能な事態も想定しなければならないため大変です。

露地栽培の野菜は、
旬も短く、生産者にとっては扱いにくいのですが、
春夏秋冬の気候に合わせて成長するため、
栄養素という点では、
ハウス栽培の野菜に勝ります。

たとえば、
ほうれん草には、
ビタミンB1、B2、C、鉄、カルシウム、マグネシウム、
銅、マンガン、カロチンといった
多くの栄養素が含まれている野菜の優等生です。

鉄とその吸収を高めるビタミンCがセットで入っているので、
相乗効果が期待できます。

含まれているビタミンCを比較すると、
冬に栽培される露地ほうれん草は、
ハウス栽培の夏ほうれん草の
3倍にもなります。

ほうれん草には、
結石の原因となるシュウ酸が多く含まれている
と言われますが、
茎が柔らかくなるまで茹でて
水にされせば、除くことができます。

ほうれん草に含まれるカロチンは、
皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあるので
鍋料理の食材として加えれば、一挙両得です。

また、根元の赤い部分にはマンガンが含まれているので、
捨ててしまわずにできるだけ食べるようにしましょう。

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