美肌に必要な線維芽細胞を活性化させる

collagen2

線維芽細胞(せんいがさいぼう)はコラーゲンやヒアルロン酸などの美容に大切な真皮成分を生成する、結合組織を構成している細胞の1つです。

ということは、線維芽細胞を活性化させることが美肌にとって大切になりますね。 線維芽細胞を活性化させるにはどうすればよいのでしょうか?

活性化させる食べ物やサプリ

美肌に大切な線維芽細胞をを活性化させる食べ物やサプリはどんなものがあるのでしょうか? 肌の「真皮」にある線維芽細胞の働きを活性化させることでコラーゲンを増やすことで、肌のハリをアップさせましょう。

美肌の食材として有名な大豆には「イソフラボン」というポリフェノールが含まれてます。イソフラボンには天然植物ホルモンのゲニステインという成分が含まれていて、これが実は女性ホルモン「エストロゲン」の正体なんです。

エストロゲンは真皮層の「真皮線維芽細胞」に働きかける機能があります。 つまりエストロゲンはコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸といった美肌に欠かせない成分の生産を助けてくれるということになります。

また、真皮線維芽細胞は「アロマターゼ」という酵素を生み出します。このアロマターゼは女性も分泌している男性ホルモン「アンドロゲン」をエストロゲンにしてくれる働きがあるため、これも女性の美肌に効果がありますね。

もうひとつの線維芽細胞を活性化させる食べ物がキャベツです。キャベツには「ボロン」という成分が含まれています。このボロンはミネラルの一つで、ホルモンのバランスを調節してくれる働きがあります。ボロンの働きで、年とともに少なくなるエストロゲン分泌が活性化されます。

上記のようにエストロゲンは真皮線維芽細胞に働きかけるため、その結果コラーゲンを増やすことになります。

また、最近ではコラーゲンを増やすのではなく線維芽細胞に直接働きかけて美肌効果をめざすというサプリメントも登場しています。

線維芽細胞 増やすには

線維芽細胞は比較的に分裂の周期が早いので、特別な処理をしないまま容器の中でいくつかの細胞と長期の間培養すると、他の細胞よりも多く増殖します。

では、実際にどのようにすれば増やせるのでしょうか。上記のように食べ物やサプリで増やすという方法もありますが、医療分野では、線維芽細胞を増やしてエイジング対策をするという治療が出てきました。それが、再生医療の応用である「線維芽細胞療法」です。

本人の線維芽細胞を採取して専用施設で増殖と培養をし、肌の気になる所に移植するという治療法です。

皮膚から約10000倍にも培養したという線維芽細胞を移植するそうです。これによって深いシワ・たるみ・肌のくぼみ等を改善するという美容治療です。

ただし、「線維芽細胞療法」は組織の培養のために大掛かりな設備・専門技術者の培養技術が必要になります。厳重な品質管理も必要なため、治療できるクリニックは限定されます。

また、再生医療をする美容クリニックには、厚生労働省が認めた特定認定再生医療委員会という機関に「再生医療等提供計画」を出して審査を受けます。

なかには無認可で肌再生医療を行うクリニックもあるようなので、治療を希望するならそのクリニックが厚生労働省に認可されているか必ず確認しましょう。

幹細胞との違い(線維芽細胞)

幹細胞とは、細胞の分化能力を保ちながら自己増殖もするという一群の細胞です。ということで、細胞のなかでもかなり特別なものなのですが、これが美肌に深く関わっています。

もともと、肌の状態はこの幹細胞が調節しているからです。

肌の真皮にある幹細胞が「真皮幹細胞」で、これが線維芽細胞を元気にしてくれる役割を持っています。

幹細胞は適切な条件で分化細胞を生み出します。受精卵は成体のすべての細胞を作ることができる幹細胞で、これが細胞分裂をすることで、多くの機能をもった体細胞に分化します。

体細胞にも、分化の範囲は狭くなる違いがあるものの、多くの細胞に分化する体性幹細胞があります。

造血幹細胞・神経幹細胞・筋肉幹細胞・肝臓幹細胞などが有名です。 1998年にあらゆる細胞に分化する能力がある「胚性幹細胞」が発見されて、再生医学で注目を集めました。

「iPS細胞」は、京都大学の山中伸弥教授が2006年に世界で初めて作製した、多能性の幹細胞です。 山中伸弥教授はマウスの線維芽細胞にウイルスベクターを使って4つの因「Oct3/4」「Flk1」「Sox2」「c-Myc」の遺伝子を導入して作製しました。

2007年には同教授がヒトの細胞でのiPS細胞の作製に成功し、細胞の若返りの可能性や再生医療分野への応用等、注目されている幹細胞のひとつです。

美肌成分を産生している細胞

コラーゲンは肌に弾力を与える、バネのような役割を持っているタンパク質のひとつです。 近頃ではテレビや雑誌などでも頻繁に登場しているため、誰もが知っているコラーゲンと美容の関係ですが、ではコラーゲンはどうすれば増やせるのでしょうか?

線維芽細胞は体内の結合組織を構成する細胞のひとつで、コラーゲンだけでなくエラスチンやヒアルロン酸といった美肌成分を産生している細胞です。

この細胞が活発でないと、肌の構造が弱くなことで肌が老化現象を起こします。肌の真皮の中で線維芽細胞より血管に近い場所に真皮幹細胞があります。この細胞が線維芽細胞のマザー細胞と呼ばれているため、この細胞を増やすことがコラーゲン産生のカギとなるでしょう。

線維芽細胞は美容に欠かせない重要な細胞

このように、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を作っている線維芽細胞は、美容に欠かせない重要な細胞です。

では、線維芽細胞が作り出すこの3つは美容とどのように関わっているのでしょうか。

まずコラーゲンは「肌のハリ」に影響を与えています。コラーゲンは真皮層の70%を占めていて、網目状になって肌を支えるたんぱく質の繊維です。

エラスチンは、「肌の弾力」に影響があります。エラスチンは真皮層の2%程あるたんぱく質で、重要なコラーゲンを束ねて肌に弾力を作る機能を担っていため、プルプルとしたお肌に必要な成分です。

ヒアルロン酸は「肌のうるおい」に影響を与えています。ヒアルロン酸は真皮層の隙間を埋めているゼリー状成分で、真皮構造を安定させている役割を持っています。ヒアルロン酸がわずか1gで6Lの水分を保つことができるとされています。

現在では若々しい肌を保つために、この3つを作っている「線維芽細胞」そのものを増やし、活力ある状態を保つという「肌再生医療」が注目されています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です