プラセンタ注射の危険性

プラセンタ注射の危険性

プラセンタ注射は、内科や婦人科などで治療の一環として利用されてきました。豊富な栄養素が含まれることから、身体の自然治癒力を高める効果が期待されるため、疲労回復や自律神経失調症、更年期障害など様々な症状に対して効果を発揮します。

しかし近年では、美容皮膚科や美容外科などで、美容目的のためにプラセンタ注射を実施されることが増えてきました。そんなプラセンタ注射ですが、実は知っておくべき危険な副作用があるのです。どのようなものなのでしょうか。

プラセンタ注射の方法

一般的に、医療機関で行われる注射には、皮下注射、筋肉注射、静脈注射の3つのパターンがあります。実はプラセンタ注射の場合、医療機関ごとにどの方法で注射をするのかということが異なってくるのです。

プラセンタ注射をするにあたって、最も即効性が高いのが、静脈注射になります。直接血液に流し込むため、全身に行きわたりやすいというのが理由です。そして、持続力が最も高いとされているのが、皮下注射です。徐々に全身に行き渡っていくので、即効性はありませんが効果が持続します。

どのような副作用があるのか

プラセンタ注射をするにあたって、注射の方法によって副作用の危険性が異なってきます。中でも注意が必要なのが静脈注射であり、静脈注射を行うとショック症状が起こったり、発熱や悪寒など風邪のような症状が起こったりと、副作用の症状が出やすくなります。

また、プラセンタの原料にはヒトの胎盤を使用しているのですが、感染症などの危険性がゼロであるとは言い切れません。もちろん事前にしっかりと検査を行い、製造時に減菌処理を行うなど万全の処理をしているのですが、100%安全であるとは言い切れません。こういった理由から、プラセンタ注射を行った方は、献血などが行えなくなってしまうのです。

危険を避けるためには

プラセンタ注射による危険性を少しでも避けたいのであれば、静脈注射ではなく、皮下注射や筋肉注射を採用している医療機関を選ぶことが大切となります。また、厚生労働省に認められているメルスモンとラエンネックという2製剤が使用されているかどうかという点も、よく確認しておくと良いでしょう。

プラセンタ注射は定期的に継続摂取をする必要があるのですが、その説明についてきちんと行ってくれる医師を選ぶことも、副作用の危険から身を守るために大切なことです。どうしても心配だという方は、馬や豚、植物性のプラセンタを使用しているサプリメントを使用すると、注射に比べて安全に摂取することができます。

継続的な摂取をするということを考慮しても、サプリメントは手軽にできますので、考慮してみると良いでしょう。

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