酵素ダイエットを行うのに利用されるのが酵素の力ですが、実は日本酒も酵素の力で作られていることをご存知でしょうか。
お米で作られる日本酒の作り方は、米を蒸した後に麹と合わさることで、酵素による分解を行っています。この酵素は人間の体内にもあり、よく知られている酵素でアミラーゼという酵素は、お米の主成分であるでんぷん質をブドウ糖に変える役割があるのです。日本酒に甘みがあるのはこの麹の酵素作用のお陰と言えるでしょう。
またこのお米のデンプン質から変化したブドウ糖を、更に酵母でアルコールに変化させますが、これも酵母による分解作用というわけです。
ワインに見る酵母の力
世の中のお酒造りには、必ず酵母の力が必要になります。これは酵素ダイエットにも使われる酵素の力を利用して、糖分をアルコールに変化させる必要があるからです。
日本酒の世界においては、麴も使いますがこれはでんぷんを糖に変える必要がある為で、ワインづくりにおいてこのでんぷんを糖に変える作業が無いことが大きな違いと言えるでしょう。
ワインはブドウを原料に使う為に、元々ブドウ糖が存在しているので糖化の必要性がありません。しかし、このぶどう糖をアルコールに変えますので、同じく酵母は必要になってくるのです。ワイン造りに特別な酵母が使われることは無く、ブドウの皮に酵母が含まれているからです。
酵素ダイエットにお酒は禁物?
酵素ダイエットには、糖分の含まれるお酒はある意味天敵のように思われていますが、アルコールはそもそも人間の体にとって、毒物という判定が下されますので、速やかに排出され身体に溜まって脂肪となることはないと考えている方も多いことでしょう。
栄養学を視野に入れながら、日夜ダイエットに励んでいる方には、まさに寝耳に水と思われるかもしれませんが、お酒は100mlあたりのカロリーはビールで40kcal、ワインで73kcal、日本酒で103 kcal、焼酎類が156kcal、ウイスキーやブランデーで235kcalと、アルコールが高ければ高いほど、そのカロリーが飛躍的な伸び率を表すことにお気づきでしょう。
酵素ダイエットとお酒のエンプティカロリー
お酒のカロリーは、エンプティカロリーと呼ばれるもので、純粋なエネルギーを意味しているものです。つまり生成された白砂糖もこのエンプティカロリーであり、カロリーは普通にあり体内で消費されています。
ピュアである為の弊害が強く訴えられているのも事実で、アルコールは体内に蓄積するものではありませんが、アルコールのカロリーを優先的に使う為に、体内の栄養素を利用しなくなるのです。
またアルコールを分解する際に肝臓を酷使して、酵素を無駄に使う上に使われないエネルギーを蓄えようとする作用が働き、脂肪肝になりやすい体質を作ってしまいます。しかし、酵素ダイエットに使う酵素を利用して、上手くサポートすることも可能になります。
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