ビタミンの発見者 鈴木梅太郎

皮膚や粘膜を丈夫に保ち、
感染予防にも効果があるビタミンA。

パソコンと向き合う時間が多く、
目を酷使する現代人にとって、
なくてなならないビタミンです。

ブタミンパワーとも呼ばれるビタミンB1 は
そのニックネームの通り、
豚肉に多く含まれています。

糖質をエネルギーに変える働きがある
ビタミンB1 は、
脳の働きの維持に重要な役割を果たしています。

ビタミンB1 は、
精製度が進んだ精白米にはあまり多く含まれていませんが、
胚芽米や玄米であれば豊富です。

ビタミンAやビタミンBの他に
ビタミンCやD、Kなども生命の維持に欠くことのできない
大切な調整素です。※1

これらの発見に大きな功績のある日本人がいます。

世界ではじめてビタミンB1の存在を明らかにした
鈴木梅太郎博士(1874-1943)です。

米ぬかの中に、
脚気(かっけ)を予防する成分(ビタミンB1)が
存在することを世界で初めて発表しました。

鈴木博士は、その未知の成分をアベリ酸と名づけましたが、
1912年にポーランドのフンクが、
米ぬかから同じ成分を分離し、
ラテン語で「生命」を意味する「Vita」と
窒素官能化合物アミン「amine」を合成した
ビタミン「vitamine」と名付けました。

その後、様々なビタミンの存在が明らかにされます。

2014年までに発見されているビタミンは、
水溶性ビタミンが9種類、脂溶性ビタミンが4種類の
合計13種類です。

ビタミンの研究は今も世界中で行われ、
その働きが明らかにされています。

これからも新しいビタミンが発見される可能性があります。

※1調整素
「ビタミン」は「代謝調節のための調節素」
「炭水化物」「脂質」「たんぱく質」は「エネルギーの源となる熱量素」、
「無機質(ミネラル)」は「人間の体そのものを作る構成素」
と分けられています。

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