人の血液型は、大きくA型、B型、AB型、O型の4つに分類されます。
血液型占いや血液型による性格など、
真偽は別としても、
多くの人が血液型を気にしているのは事実です。
4つの血液型の特徴とは何なのでしょうか?
血液型は、血液に含まれる成分の違いによります。
赤血球の表面から出ている糖鎖構造に
ガラクト糖酸があればA型、
ガラクトースという糖があればB型、
両方の糖があればAB型、
どちらもなければO型になります。
日本人の場合、全体の40%がA型で一番多いのですが、
白色人種の場合は、A型、O型で80%、
黒色人種の場合は、O型の人が、50%を占めています。
血液型は、人間ばかりでなく
他の哺乳類にも存在します。
ヒトの血液型を調べるときと同様に、
血液の成分である赤血球と抗A抗体、抗B抗体を混ぜ、
その反応から血液型を特定する方法を用いて検査すると、
テナガザルの血液型は、A型、B型、AB型の3種類だということがわかっています。
チンパンジーには、A型、O型の2種類が存在します。
また動物ばかりでなく、植物にも血液型が存在します。
血液がない植物にも血液型が存在するということは不思議ですが、
前にも述べたように、
ガラクト糖酸とガラクトースのあるなしで血液型が違いますから、
植物においてもこれらの糖の存在次第で
血液型の分類は可能となります。
このルールに則って、分類すると
A型の植物:ヒサカキ、アオキ
B型の植物:セロリ、ツルマサキ
AB型の植物:ソバ、スモモ、バラ
O型の植物:ダイコン、ゴボウ、サザンカ、ツバキ
ということになります。
大変面白いのは、秋に紅葉するカエデには、
2種類の血液型があります。
しかも血液型の違いで紅葉の色も違っています。
赤く紅葉するカエデはO型で、
黄色く色づく紅葉はAB型です。
既に北海道では初雪が降ったというニュースも流れていますが、
南の方では、まだ冷え込む日があまりないため、
これからが本格的な紅葉でしょう。
カエデの血液型の違いを知りながらのモミジ狩りはいかがでしょうか?
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