レモンや梅干し、お酢に含まれている、
いわゆるすっぱい成分であるクエン酸には、
疲労の原因となる乳酸の生成を抑制する作用や、
肩こりや筋肉痛などの予防や改善に有効であるとされています。
クエン酸としその葉をブレンドするしそジュースは、
さわやかな夏の飲み物として愛飲者も少なくありませんが、
このクエン酸が、飲み物だけではななく、
お肌にも良いことはあまり知られていません。
クエン酸をお風呂に入れることで、
疲労回復やあせもの予防、
体の消臭効果が期待できます。
クエン酸を入れたお風呂にはいることで、
皮膚から体に直接クエン酸が吸収されます。
消化器官を通すことなく皮膚から吸収されたクエン酸は、
クエン酸サイクルという私たちの体を動かすメカニズムの中で、
着火材のような役割を果たしています。
クエン酸サイクルが活性化することで、
疲労物質の乳酸が分解されます。
疲労回復にレモンを摂るといいと言われる理由は、
クエン酸のこの働きが期待できるからです。
さらにクエン酸の殺菌効果によって、
体表に細菌が繁殖しにくくなります。
また、筋肉疲労による乳酸は、
汗腺でアンモニアと共に出てくると、
体臭の原因となります。
そこでクエン酸サイクルを活性化することで、
体臭の原因となる乳酸とアンモニアの発生に
ブレーキをかける事ができます。
クエン酸のお風呂は、弱酸性ですから、
皮脂や毛穴の汚れを溶かしたり、
皮膚の古くなった角質を取り除いて
肌はすべすべになります。
お湯を張った浴槽にクエン酸をおおむね50グラム入れて、
よくかき混ぜればクエン酸風呂の出来上がりです。
夏の暑さで停滞気味のクエン酸回路を活性化する
クエン酸のお風呂で暑気払いはいかがでしょうか?
コメントを残す