変形性ひざ関節症とヒアルロン酸

軟骨が壊れてひざに痛みがでる変形性ひざ関節症は、
できるだけ早く対処することが必要な病気です。

ひざの痛みが続くようでしたら、お医者さんを受診して、
その原因をはっきりさせることが、
変形性ひざ関節症の予防や、症状の悪化を防ぐ
最良の手段です。

まだ初期の段階であれば、理学療法として
生活習慣を改善することで対応できます。

しかし現実的には、ひざの痛みが辛くなり、
動くのがおっくうになった結果、
ひざをガードしているひざ関節のまわりの筋肉が衰え、
かなり症状が進行するまで放置してしまうケースも少なくないため、
積極的な行動がとても大切です。

自分自身で病気に対応するよりも、
受診することで、精神的ケア、物理的治療など
様々な面から他の人にサポートしてもらう方が
病気の治療に前向きになれます。

症状が悪化している場合には、
薬による治療を勧められるケースも少なくありません。

その一つが、関節内注射です。

関節内注射とは、
関節内にヒアルロン酸を注射で注入する方法です。※1

変形性ひざ関節症は、
ひざ関節内の滑液であるヒアルロン酸が減少しているため、
関節の動きがスムーズでなくなり、
クッションの役割をもつ軟骨に影響を与え、
それが痛みにつながります。

ヒアルロン酸を注入することで軟骨がガードされ、
関節の動きが改善されます。

ヒアルロン酸の注入で、ひざの痛みや炎症を抑えることができますが、
効果は永続しないため、症状が再発した場合は、
あらためて関節内注射を行わなければなりません。

関節内のヒアルロン酸の量は、加齢とともに少なくなます。

そこで、ヒアルロン酸のサプリメントなどを摂ることで、
体内のヒアルロン酸量をバックアップすることが、
自分自身でできる積極的対処法といえます。

※1 ヒアルロン酸の関節内注射
ひざへのヒアルロン酸の注射は、
サラブレッドの膝軟骨の治療がその起源といわれています。

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