変形性股関節症に貧乏ゆすりが効果的?そのやり方や手順について解説します

変形性股関節症は、股関節のクッションの役目を果たしている「関節軟骨」が徐々にすり減る機能障害のことを指します。

変形性股関節症の初期段階では足の付け根が立ち上がりの際に痛むなどの症状が現れますが、症状が進行すると、「持続痛」や「夜間痛」に発展することもあります。

日本では40〜50代女性の罹患率が多く、治療法としては「抗炎症薬」や「痛み止め」の服用、理学療法によって筋肉を鍛えるなどの治療がなされ、根本的に治療法がないとされてきました。

症状が進行した場合の手術としては、臼蓋(きゅうがい)、大腿骨の角度を変える「骨切り術」、「人工関節置換術」などが知られています。

これまでは、軟骨の生成を促すことが難しいとされてきた変形性股関節症ですが、近年では、手術のリハビリテーションに「貧乏ゆすり」を取り入れたところ、およそ6割で軟骨の生成を促す効果が確認されたという事例がNHKの「ためしてガッテン」で放送されました。

ここでは、変形性股関節症に貧乏ゆすりが効果的な理由や、貧乏ゆすりのやり方、手順を解説します。

貧乏ゆすりが変形性股関節症に良い理由とは?

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昔からあまり良いイメージのない貧乏ゆすりですが、最近では医療用語で「ジグリング」と言い、多くの医療的効果をもたらしています。

変形性股関節症の名医 柳川リハビリテーション病院名誉医院長であった「故 井上明生」医師の著書「びんぼうゆすりで変形性股関節症は治る!」によると、貧乏ゆすり(ジグリング)を行って、すり減っていた軟骨が再生している症例が掲載されています。

また、ぜひこちらの「変形性股関節症に対する関節温存術後の関節症に対するジグリングの効用」の論文もご確認頂ければジグリングの効果が理解できるはずです。

ではなぜ、これほどまでに貧乏ゆすりが変形性股関節症に良いのでしょうか、その理由について迫りたいと思います。

参考:変形性股関節症に対する関節温存手術後の関節症に対するジグリングの効用

https://www.jstage.jst.go.jp/article/nishiseisai/65/3/65_389/_pdf

血流改善効果

貧乏ゆすりを変形性股関節症の治療に用いた方のおおよそ6割が軟骨の生成を促す効果がみられました。

これは、股関節周辺の筋肉をゆるめた状態で、継続的に貧乏ゆすりをした結果、血流の改善が図られ、軟骨に栄養を供給するための「関節液」の循環が改善するなどの効果が考えられています。

関節液の循環が改善されることで、軟骨が生成されるのではないかと言われています。

副作用がない

貧乏ゆすりが股関節症に効果的な理由の1つですが、副作用がないという理由が挙げられます。

たとえば、治療に服用する薬によっては副作用が認められる場合がありますし、副作用によっては思うように治療が進まない場合もありますよね。

しかし、貧乏ゆすりはご高齢の方でも気軽に導入できますし、筋力トレーニングのように筋肉に過度な負荷をかけるものでもありません。

このように、誰にでも導入できる比較的軽度の運動であることから、副作用もなく継続して行うことができます。

副作用がなく軽度の運動であることから、股関節の痛みでお悩みの方でも安心して取り入れることができるのです。

変形性股関節症以外にもさまざまなメリットが

実は、貧乏ゆすりは変形性股関節症以外にもさまざまなメリットが確認されています。たとえば、女性に多い「冷え性やむくみ」などです。

貧乏ゆすりはふくらはぎの筋肉を収縮させる運動のため、血流改善効果が見込まれます。

それにより、リンパの滞りが解消し、冷え性やむくみにも効果的とされているのです。

さらに、車の中などで長時間脚を動かさない状態が続くと、脚の血管に血栓と呼ばれる塊ができ、それによりエコノミー症候群を発症する恐れがあります。

そのような場合にも貧乏ゆすりは血流を改善するため有効です。

貧乏ゆすりのやり方を解説します

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それでは、変形性股関節症に有効とされている「貧乏ゆすり」について、そのやり方を詳しく解説させて頂きます。

やり方や手順はいたって誰でも気軽にできるものですので、ぜひ参考にしてください。

貧乏ゆすりのやり方

①椅子を用意します

椅子については背もたれのある椅子をご用意ください。

背もたれのある椅子によりかかるのは良くありませんが、万一、バランスを崩すと良くありませんから、背もたれのある椅子の方が良いです。

②次に、椅子に浅く腰掛けてください

このとき、つま先は床につけたまま膝と腰を直角に曲げておきましょう。

③②の状態で踵を浮かせて上下します

この踵の上下は、片脚ずつ細かくゆするようにしましょう。

④毎日30分以上行うようにする

貧乏ゆすりの行う時間についてですが、できれば合計2時間行うとより効果的でしょう。

最低でも毎日30分の継続が効果をあげる秘訣です。

※貧乏ゆすり(ジグリング)はできるだけ踵を早く動かすのがポイントです。

貧乏ゆすり(ジグリング)は、リビングでテレビを見ながらや読者をしながらなど「ながら運動」としても取り入れやすいですので、ぜひお時間を作り導入してみてください。

貧乏ゆすり(ジグリング)の健康効果に着目した「健康ゆすり」

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貧乏ゆすりは、これまではあまり良いイメージを持たれませんでしたが、弊社では、ジグリングの健康への効果に以前から着目し、柳川リハビリテーション病院名誉院長であった「故 井上明生」医師のご協力のもと、健康効果の高いジグリングを行える医療認定機器「健康ゆすりを開発致しました。

健康ゆすりの開発段階から、何度も改良を重ね、多くのお客様から大変嬉しい反響を頂いております。

脚の疲労回復や冷え性、むくみの改善サポートはもちろんのこと、変形性股関節症の痛みで悩まされている方などのセルフケアに自信をもっておすすめできる商品となっております。

ジグリングは継続して行うことで、高い効果を発揮できますが、ご自宅で椅子に座りながら貧乏ゆすりを毎日するとなると大変という方もおられます。

そのような場合には、弊社の「健康ゆすり」をぜひご検討ください。

自らの意思で貧乏ゆすりを行うと大変な方は、自動で踵を上下できる健康ゆすりをお試しください

▼医療認定機器「健康ゆすり」の詳細は以下のリンクより

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購入日より2週間以内の返品対応可能です

まとめ

変形性股関節症は、これまでは女性に多い疾患として知られていましたが、現代では高齢によって男女関係なく罹患する方が増えています。

変形性股関節症は、初期の段階でも股関節に痛みを伴いますし、進行すると股関節だけでなく、腰や臀部、大腿部や膝にかけてさまざまな場所に痛みが発生します。

また日常生活においても「座ったまま足の爪がきれない」、「靴下が履きにくくなる」、「長時間同じ姿勢で立っていることがつらく、台所仕事がしづらくなる」などの影響が出ます。

このような症状でお悩みの方は、ぜひかかりつけの整形外科医とも相談のもと、毎日の生活に貧乏ゆすり(ジグリング)を導入してみてください。
また、自発的に貧乏ゆすりを継続するのが大変という方は、弊社の「健康ゆすり」も検討して頂けましたら幸いです。

貧乏ゆすりと聞くと、あまり良いイメージがない方もいらっしゃるかもしれませんが、変形性股関節症以外にもさまざまな効果が確認されております。
ぜひ、貧乏ゆすりを生活の一部に取り入れて軟骨の再生のサポートになれば幸いです。

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