貧乏ゆすりとカロリーの関係

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私たちはカロリーを消費して生きている

私たちは活動するためにカロリーを消費しています。スマートフォンに電池が必要であるように、発電には火や風が必要であるように、私たちは食物をエネルギーとして活動しています。
カロリーを消費するためには激しい運動が必要だと思われがちですが、実は普段の生活の何気ない行動でもカロリーの消費は起きています。貧乏ゆすりも例外ではありません。今回は、貧乏ゆすりとカロリー消費の関係についてのお話です。

カロリーとダイエットの関係

ダイエットに興味をお持ちの方は食品のカロリーについて気にかけていることと思います。そもそもカロリーとダイエットにはどのような関係があるのでしょうか。簡単にご紹介します。
私たちの体では大きく分けて3つの「代謝」によってカロリーを消費しています。一つは「基礎代謝」です。基礎代謝は私たちの意識とは無関係に行われ、生命を維持するために必要なエネルギーを消費します。2つ目は「生活活動代謝」です。これは意識的に行う活動により起きる代謝で、運動や家事などが当てはまります。3つ目が「食事誘発性熱代謝」と呼ばれ、食事をした際に体内で食物の消化・吸収などを進める中で生まれるものです。
これらによるカロリー消費が摂取した食事によるカロリーを下回ると、過剰となった栄養・エネルギーが脂肪として体内に蓄えられてしまいます。そのため、ダイエットを行う方は消費カロリーが摂取カロリーを上回るよう、辛い食事制限をしたり、トレーニングや運動をしなければなりません。

スポーツや日常生活のカロリー消費

続いてスポーツや日常生活で消費されるカロリーについてご紹介します。体重50kgの人を例に挙げると、10分間の皿洗いで20kcal、掃除機を使用した掃除を10分程度行うと30kcalのカロリーが消費されます。2時間のデスクワークでは200kcal近くの消費カロリーがあります。普段行っている何気ない行動でも意外にカロリー消費がありますね。さらに細かい動作では、歯磨きや洗顔を5分間行うと10kcalほどのカロリー消費があると言われています。
スポーツではさらにカロリー消費量は多く、10分間のジョギングで60kcal、水泳を10分間すると泳ぎ方によって異なりますがおよそ80kcalほどです。テニスは1時間で360kcal、柔道は30分で260kcalとかなり大きいカロリー消費が期待できるようです。激しいスポーツを長時間行うほど消費カロリーは多くなります。また、同じ動作を行っても消費するカロリーは体重や筋肉量によっても異なるため一概に前述の通りとは言えませんが、スポーツなどではこのようになっています。

貧乏ゆすりでもカロリーを消費する?

スポーツや日常生活における様々な動作でカロリーを消費することはよく知られていますが、貧乏ゆすりなどの微小な動きでも本当にカロリーは消費されるのでしょうか。このことについて調べた論文がありますのでご紹介します。
アメリカにあるMayo Clinic(メイヨークリニック)のJames A Levineらが2000年に発表した論文「Energy Expenditure of Nonexercise Activity(運動ではない活動によるエネルギー消費)」では、女性17名、男性7名を被験者として、あおむけになった状態、座って動かない状態、立ったまま動かない状態、自由に貧乏ゆすりをした状態などでのカロリー消費を計測しました。
ただ座っているだけの状態では1分間のカロリー消費は1.34kcalでしたが、座りながら貧乏ゆすりを行うと、1分間に1.96kcalのカロリー消費がありました。これを1時間当たりに換算すると、消費カロリーは座ったままでは80.4kcal、貧乏ゆすりをすると117.6kcalとなるので、およそ40kcalほどの差が生まれます。
ちなみに、この論文では動かずに立ったままの状態と、立ったまま貧乏ゆすりをした状態でも消費カロリーを比較しています。立って動かない状態では1分間で1.46kcal、1時間にすると87.6kcalの消費でした。立ったまま貧乏ゆすりをすると1分間で2.46kcal、1時間では147.6kcalという結果でした。立った状態の計測でも座った状態と同様に貧乏ゆすりの有無で消費カロリーに違いが生まれたことがわかります。
貧乏ゆすりは短い時間での消費カロリーはそれほど多くありません。しかし、貧乏ゆすりは癖なので一日にどれくらい行っているか、本人にもわからないことでしょう。一日の多くの時間を座って過ごす方であれば、貧乏ゆすりをしている時間は数時間にも及び、運動によるカロリー消費に匹敵するかもしれません。座ってデスクワークをしている間や自宅でゆっくり過ごしている時間にわずかでもカロリーを消費し続けていれば、好きなお菓子やおかずなどに相当するカロリーを消費できます。

まとめ

私たちが動くにはカロリーを消費します。スポーツをしたり、家事や仕事などの日常生活でも同じです。また、貧乏ゆすりなど何気ない小さな動きでもカロリーを消費しています。
貧乏ゆすりによる消費カロリーは小さいものですが、運動する時間がなかなか取れない方や、隙間時間を利用してカロリーを消費したい方には貧乏ゆすりは強い味方になってくれるかもしれません。
ですが、ダイエットや体づくりをしたい方は消費するカロリーだけでなく、摂取する食べ物の総合的な栄養についても気にする必要があります。健康的に痩せるにはバランスの良い食事と、地道に継続できる運動が必要です。

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