人は年を取るとほとんどの人が膝や腰の痛み訴えます。
よく聞くのは、膝が痛いと膝をかばうから腰が痛くなり、腰が痛いと腰をかばうから膝が痛くなるといった悪循環に陥ることもあるようです。
その症状は人によって千差万別ですが、特に更年期以降の女性に多く見られるのは何故でしょうか。
原因が分れば予防や改善も可能です。
今日は、その原因を突き止めて改善につなげていきたいと思います。
Contents
更年期障害で膝や腰に痛みを感じる理由
膝や腰に痛みを感じるのはどんな時でしょうか。
椅子に座っていて立ち上がる時、朝、ベッドや布団から起き上がる時など歩き始めの動作を開始する時。階段の昇降や掃除などで中腰での特定の動作の時。また、お勝手仕事での長時間の立ち仕事の時など、感じ方は様々です。
膝や腰、つまり骨や軟骨、関節などは女性ホルモンのエストロゲンに守られています。
ところが、閉経で女性ホルモンのエストロゲンが減少してしまい、膝や腰に痛みが出てしまうのです。
更年期障害で膝の痛みや腰痛を和らげる方法
更年期障害の影響、女性ホルモンのエストロゲンの減少によってLDLコレステロール(悪玉コレステロール)や中性脂肪が増えてしまい肥満にもつながりやすくなって来ます。
そうなると、膝や腰、関節の痛みばかりでなく、生活習慣病のリスクも高くなります。
これらのリスクを軽減してくれるのが、適度な運動ですね。
また、運動することによって気分もリフレッシュするので更年期障害での抑うつされた気分も軽くなるのではないでしょうか。
更年期障害で膝や腰痛、関節が痛い時に効果のある運動はどんなものがあるのでしょう。
適度な運動① ウォーキング
膝や腰が痛いのに、ウォーキングなんてとんでもない!なんて思っていませんか?
実は、ウォーキングで足腰に負荷をかけることによって、骨量をキープすることができるのです。
効果はそれだけではなく、血行を促進し、心肺機能の強化も期待できます。
また、外で太陽の陽を浴びることでビタミンⅮが生成されるので骨に良いと言われています。
ビタミンⅮはカルシウムの吸収を助けてくれる働きがあります。
歩く時間は15分から30分程度で膝や腰に無理のないようにしましょう。
また、痛みのある腰や膝にサポーターなどを使うと安全です。
適度な運動②ラジオ体操
ラジオ体操? なんてと、馬鹿にはできません。
ラジオ体操には驚くべき効果がたくさんあるのです!
まず、ラジオ体操第一を行うだけで、ウォーキングやエアロビを30分程行った時と同じぐらいのカロリーが消費できるというのですから、侮れませんね。
カロリーが消費できるということは、ダイエットにつながり肥満防止もできて膝や腰に与える負担も軽減できますよね。
また、骨の成長や活性化を促すので骨密度の低下の予防、回復も期待できるようです。
適度な運動③入浴の後のストレッチ
ストレッチ(ストレッチング)とは、筋を伸ばす運動で、身体を柔らかくするためには良い方法です。
特に、冬の寒い季節には肩や腰、首などの筋肉は縮こまっているのでストレッチをして筋肉を伸ばしてあげるとスッキリします。
ストレッチはお天気や場所を選ばないので、いつでもどこでもできるのが嬉しいところですが、できるだけ入浴後の体が柔らかくなっている時がおススメです。
また、寝る前にストレッチを行うことで睡眠の質を高めると言います。
入浴後の睡眠前にストレッチを行うことで、疲れを翌日に持ち越すこともなく気持ちの良い朝を迎えることができそうですね。
無理のない程度に腰や肩、足の付け根やふくらはぎなどを伸ばしてみましょう。
更年期障害への対策
更年期障害で女性ホルモンのエストロゲンが減少するということなら、それに代わるものを摂取することで痛みは防げないのでしょうか。
骨や軟骨、関節に効果があるのはカルシウムのような気がしますが、カルシウムだけでは痛みを防ぐことは難しいようです。
また、女性ホルモンのエストロゲンと同じような働きがあるというイソフラボン、大豆類なども食生活に加えることも必要かもしれません。
他に何か良い方法はあるのでしょうか?
更年期障害への対策①
中高年になると、更年期の女性ばかりでなく、もちろん男性も膝や腰痛を訴えます。
その原因は、膝や腰などの軟骨がすり減ってしまうからです。
そこでおススメしたいのが、グルコサミンやコンドロイチンを含む健康食品です。
グルコサミンやコンドロイチンはすり減ってしまった軟骨の再生に効果があると言われています。
ほかに、カルシウムなども含まれていればさらに効果が期待できますね。
このような健康食品ならお手軽に膝や腰、関節などの痛みをサポートしてくれるので、更年期以降のQOL (生活の質)も向上してきます。
もちろん、それに適度な運動を加えれば、さらに快活に活動できるようになりますね。
更年期障害への対策②
更年期障害への対策の対策として、アロマセラピーを利用するのはいかがでしょうか。
アロマセラピーで使用するエッセンシャルオイルは、香りを楽しむだけでなく、リラックス効果や病気の治療や症状の緩和などのための補完・代替医療の1つにもなると言います。
更年期障害にはエストロゲン様作用のあるクレリセージというオイルに効果が期待できるようです。
まとめ
閉経は女性なら誰でもが経験することですが、更年期障害は人によって違いがあります。
その時になってから、困らないように日頃からのケアが必要になりますが中々難しいのが現実です。
それでも、栄養バランスを考えた食事、適度な運動、質の良い睡眠などの生活習慣を見直すことが将来の自分へのご褒美になるかもしれません。
また、毎日忙しく動いている自分の身体の状態に耳を傾けて、心の声を聞いてあげる余裕も欲しいところですね。
将来、寝たきりにならないためにも、今の自分を大切にしましょう!
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