プラセンタが更年期障害に効く

プラセンタが更年期障害に効く

美容外科や美容皮膚科などで、美容目的で摂取されることが多いプラセンタ。そんなプラセンタですが、医療機関などで治療のためにも使われているのです。中でも効果が高いとされているのが、更年期障害の症状緩和です。

辛い更年期障害の症状を緩和するためにプラセンタが効果的であるということで、婦人科などでプラセンタを処方されることもあります。そんなプラセンタと更年期障害の関係について、詳しくご紹介していきましょう。

更年期障害が起こる理由

更年期障害というのは、閉経の前後になって卵巣の機能が衰えてしまい、女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少することが原因であるとされています。

エストロゲンの急激な減少によってホルモンバランスが乱れてしまい、その結果、更年期障害の症状である自律神経失調症や精神神経症状などの辛い症状が引き起こされるのです。

更年期障害の症状は人によって様々であり、軽い人もいれば日常生活を送れなくなるくらい酷い症状が出ることもあります。

プラセンタが更年期障害に与える効果

更年期障害の症状緩和のために、医療機関で治療薬として処方することが認可されているのは、メルスモンと呼ばれる製剤です。このメルスモンは、ヒトの胎盤を原料としており、多くの栄養素を含んでいます。

メルスモンが投与されると、その豊富な栄養素によって血流が良くなったり、基礎代謝が良くなったり、疲労回復効果が得られたりします。そして更年期障害によって衰えていた卵巣を活性化させてくれ、ホルモンバランスの乱れを整えてくれるのです。結果、更年期障害の辛い症状を緩和してくれるのです。

どこでどのようにプラセンタ摂取をする?

更年期障害の症状緩和をするためにプラセンタを摂取したい場合、婦人科などの医療機関で摂取する方法と、自身でプラセンタサプリを摂取する方法とがあります。

医療機関での摂取方法としてはプラセンタ注射が一般的です。頻度としては、医師の判断によっても異なりますが、臨床データでは週に3回、2週連続で行うと8割近い患者さんに効果があったとされています。

ただ、プラセンタ注射はヒトの胎盤を原料としているため、感染症のリスクがゼロではないということから、献血ができなくなるというデメリットがあります。将来大切な人に何かあったとき、献血をすることができないということを考えると、安易にプラセンタ注射をすることはできません。

一方でサプリメントであれば、豚や馬、植物性のプラセンタを使用しているため、そうしたリスクを避けることができますから、更年期障害に悩んだら、まずはサプリメントの使用からはじめてみるといいかもしれませんね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。