便秘の原因は運動不足や水分不足、腸内環境の悪化、ストレスなどさまざまなことが考えられますが、原因として多いのは食物繊維の不足です。
特に若い女性は食物繊維が不足していると言われています。食物繊維の摂取目標量は成人男性で1日あたり19g、女性では17gであるのに対し、20代女性は11.2gといった調査結果が報告されています。
便秘の解消には食物繊維が必要、ということは分かっていてもなかなか思うように摂取できないものです。そこでオススメなのが青汁です。
青汁の便秘改善効果、その方法について紹介しましょう。
便秘の人に効果的な青汁
青汁が便秘解消に効果的だと言われているのは、食物繊維が豊富に含まれているからです。食物繊維は便のカサを増やす役割や、水分を含んで膨らみ、蠕動運動を活発にする働き、ビフィズス菌などの善玉菌を増やし、整腸効果をアップさせる働きなどがあります。
青汁の原材料であるケールや大麦若葉、桑の葉、明日葉などは食物繊維の宝庫と言われている野菜です。スーパーなどで購入するのは難しいですが、青汁であれば手軽に入手することができ、摂取するのも簡単です。
また、粉末の青汁を水で溶かして飲めば、水分の摂取をすることができます。水分不足は便秘の原因となりますので、青汁を飲むことで水分の補給にもなります。
便秘改善効果が高いと期待される青汁は?
さまざまある青汁の中で便秘の解消により効果的な青汁としてオススメなのが、オリゴ糖や乳酸菌が含まれているものです。便秘を改善するには、腸内環境を整えることが必要です。そのためには善玉菌を増やすことが必要です。オリゴ糖は善玉菌のエサとなり、ビフィズス菌を増やす働きをします。
また、果糖が含まれていない青汁を選ぶようにしましょう。青汁の中には飲みやすくするために果糖が入っているものがあります。そういった青汁を毎日飲み続けていると、血糖値が上がりやすくなるとともに、ビタミンB群が不足し便秘を悪化させてしまうことがあるからです。
青汁を飲んでも便秘改善効果が見られない原因
青汁は便秘解消に効果があると言われていますが、中には効果が出ないという場合があります。それには理由があることも。考えられる理由の一つは下剤としての働きを持つ成分が配合されていて、下痢を起こしやすい青汁を選ぶことです。
下剤には習慣性があるため、徐々に効果がなくなるととともに、便秘を悪化させてしまうことがあるので、注意しましょう。
青汁に含まれる食物繊維の量は、材料や加工法にとっても変わります。選ぶ青汁によっては体質に合わないものもあります。青汁を飲んでいても便秘の改善に効果がないと感じる時には、青汁が体質に合っていない場合もあるので、違ったものを試してみるといいでしょう。
コメントを残す