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腸内環境は健康の最も土台である
腸の健康を一番最初に考えることは理に適っている
皆さんは、腸の健康のことを考えていますか?上記の図を見て下さい。これは、健康の捉え方をピラミッドにしたものです。
2、消化・吸収・代謝・分解の力がアップ
3、だから、栄養補給が活きる
4、すると、睡眠時の効果も高まる
5、1日3分の1の睡眠を高める効率が上がる
6、ストレス解消なども活きてくる
7、免疫効果が高まる
8、薬の利用が要所で最低限になる
このように考えると、まずは、腸の健康を見直すことの大切が分かりますよね。そこで、今回は、腸の健康に関する様々な知識を分かりやすくお伝えしていきたいと思います。
免疫細胞の60%が腸に集中している
つまり、腸を正常に保つことが、免疫力を高めることに直結します。
腸内細菌があらゆる病気に関わっている
食事の内容やストレス、健康状態、生活環境によっても、腸内フローラは変化します。さらには肥満や老化とも関係が深いです。さらには、がん、糖尿病、肝硬変、動脈硬化、高血圧など、さまざまな病気に腸内細菌が関わっていることが分かっています。
腸は第二の脳
腸は「第二の脳と言われています。脳の経伝達物質を多く生成している腸は、脳の働きにも影響を与えているのです。こうした腸と脳の関係性は、腸脳相関と呼ばれています。
日本一の長寿村では腸内フローラが驚くほど若い
日本一の長寿村として有名だった山梨県棡原村(ゆずりはらむら)で、高齢者の方々の腸内フローラを調べたところ、驚くほど若いことが分かっています。山梨県の棡原村(ゆずりはらむら)の人たちは、いも類や根菜類、きのこ、こんにゃく、雑穀など「食物繊維が豊富な食材」と味噌など「発酵食品」を多く摂っていたからと考えられています。
糖尿病の発病につながるインスリン抵抗性も腸内フローラが関係している
インスリン抵抗性とは、肝臓や筋肉、脂肪細胞などでインスリンが正常に働かなくなった状態のことです。インスリン抵抗性があると、食事で高くなった血糖値を感知して、すい臓からインスリンが分泌されても、筋肉や肝臓が血液中のブドウ糖を取り込まなくなります。すると、血糖値が下がらず、糖尿病へつながるとされます。
インスリン抵抗性の出現は、主に高血圧や運動不足などが原因といわれていますが、腸内細菌で形成される腸内フローラのバランスの乱れも要因の一つだと考えられています。血圧が高くなくて、運動もきちんとしているのに、インスリン抵抗性のある方は、腸内環境を見なすという考えができます。
長い生活習慣が積み上がった今の腸内環境にいる腸内細菌は強い
皆さんの腸内最近は、長年の生活によって完成されています。あなたの腸内にいる細菌は、腸内戦争を戦い、勝ち残った強い細菌と考えてもらって構いません。だから、あなたが腸内環境を変えようと思うなら、長期的に様々な発酵物を摂取していくことも大切です。
自然な場所での自然な生活と食事を断続的に取り入れる
ロンドン大学のティム・スペクターが研究のために、 東アフリカ・タンザニアのハッザ族の村で3日間過ごし、自身の便を調べたところ、腸内細菌の多様性が20%も増えたという報告があります。しかしながら、3日後には腸内細菌は元通りになったとも報告しています。
このことから言えるのは、自然に根差した生活や食事を断続的に取り入れることが、腸内環境の正常化に繋がるということです。登山やハイキングやキャンプなども腸内環境を取り入れることには良いでしょう。
腸が健やかになれば、快眠効果も高まる
腸のトラブルは自律神経系、ホルモン系の乱れにも連動し、生体リズムを司る体内時計の働きも狂わせることが分かってきています。体内時計の良いリズムは、良質な睡眠のためには非常に重要です。
最後に:様々な健康法に迷っている方は、腸から始めてみるのも良いです
腸はあらゆる健康の起点となる要素をたくさん持っています。今、本屋さんに行けば、様々な健康法がありますよね。何をしていいのか、すべてをしていたら、神経をすり減らしてしまい、逆に健康に良くないといった循環を起こしてしまいます。
なので、腸内環境正常化に繋がる健康かどうかをチェックし、それから始めて、調子が良くなったら、様々なものを足し算していくと、自分の体を健やかにすることにシンプルでいられるかもしれません。ぜひ、今回の記事も参考にしてみて下さい。
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