よもぎは体にいい?よもぎの効能が専門的言及のまとめ

よもぎは歴史的にも健康や美容の必需品

今回はよもぎの効能に関する研究や専門家の言及を一緒に深めていきましょう。

「「よもぎ」はお肌の美容や治療の「よもぎ風呂」、婦人科系に効果があるという「よもぎ蒸し(汗蒸幕)」など私たちの生活に密着したハーブでもありました。ヨーロッパでも薬草としての効果が知られ、アブサンというお酒(リキュール)にも使われています」
参照:やまもと こも(2018)「春の草餅・草だんごの季節といえば、和漢ハーブ代表「よもぎ」の季節」tenki.jp

よもぎは食べるだけでなく、皮膚にすり込んだり、蒸気にして浴びたりと、多様な健康法があることが分かります。

漢方の専門家が言及するよもぎの効能

よもぎは、生薬名で艾葉(ガイヨウ)と呼ばれ、日本薬局方第一追補にも収録されています。

「「よもぎ」には気血の流れをよくし内臓機能を高め、エネルギーに満ちた状態にします。さらには体内にある老廃物を排泄してくれるので、便秘やむくみ、ほてりだけでなく肌トラブルにも効果的です。

ただしこれはあくまでよもぎの性質上の話であって、もっと具体的な薬効も存在します。それが、温裏、止血、止痛、安産作用です。冷えによるお腹の痛み、冷えによる下痢、鼻血、吐血、性器出血、安産作用を期待してよもぎは用いられます。」
参照:鈴木元(2018)「「冷えやすい女性に「よもぎ」がおすすめな理由を漢方のプロに聞いてみた!」マイナビニュース

よもぎにゴーヤーチャンプルの組み合わせは◎

農学博士であり、発酵学を専門とする小泉 武夫(こいずみ たけお)名誉教授は、「琉球料理と泡盛」の世界遺産登録推進委員会副会長をされていることもあり、沖縄料理としてのよもぎについて、以下のように言及しています。

「琉球料理の食材の中でも薬効があり、体によいものとしては、にがな、よもぎ(フーチバー)、ういきょう、やぶかんぞう、にがうり(ゴーヤー)、すいぜんじな(ハンダマ)などの緑色の濃い野菜がよいと昔から伝わる。

ゴーヤーチャンプルは代表的な沖縄料理で、ゴーヤーと島豆腐を卵でとじた炒めものである。(中略)最近の研究では特に種子に抗血栓作用のある成分の存在が知られ、脳梗塞、心筋梗塞、高血圧症などの予防として注目されている。「2014年度患者調査」(厚生労働省)によると、全国47都道府県別で高血圧で治療を受ける人の受療率ランキング(一〇万人当たり)では沖縄県は全国で二番目に少ない。」
参照:小泉 武夫(2018)「<18>琉球料理は比類なき滋養食の宝庫」」沖縄タイムス+

ゴーヤーチャンプルを食べる際によもぎの粉末を入れるのも良いかもしれません。ちなみに、YamadaFarmの青汁粉末にもよぎもは豊富に含まれているので、ゴーヤーチャンプルと合わせて美味しく頂くことができます。

よもぎと抗酸化作用の研究

年齢と共に気になる動脈硬化予防食材として、よもぎに注目した研究があります。その結果、よもぎはコレステロールの吸収と合成に関与することが明らかになっています。

「ヨモギ熱水抽出液は、ヒトLDL酸化系において、共役ジエン形成Lag Timeの延長、TBARS生成抑制、ヘキサノイルリジン生成抑制、ApoB100断片化抑制など、様々な酸化マーカーに対し、投与量依存的に強い抗酸化性を示した。また、ヨモギ熱水抽出成分は、CaCo-2およびHepG2細胞培養系において、それぞれ、ApoB48の分泌およびApoB100の合成を、ポジティブコントロールAtorvastatinと同様に抑制した。以上のことから、invitroではあるが、ヨモギは、動脈硬化の主因とされるヒトLDL酸化を強く抑制すること、コレステロール吸収抑制・コレステロール合成抑制にも関与することが明らかとなり、動脈硬化予防食材としての可能性が示唆された。」
参照:平松 直子(2011)「動脈硬化予防食材としてのヨモギの可能性を探る食品栄養学的研究」KAKEN

よもぎをお茶として飲むことで体に潤いを与える機会を持つのも良いかもしれません。また、YamadaFarmのよもぎが豊富に含まれた青汁なら、他の栄養素も摂取することができます。

よもぎに含まれるクロロフィルの効能

よもぎには豊富なクロロフィルが含まれています。このクロロフィルの効用もよもぎの特徴と言えます。日本東洋医学会指導医である水島丈雄氏監修が『花粉症・アレルギーを自分で治す70の知恵』(主婦の友社)で言及した効用をまとめると、以下のようになります。

  • よもぎを煎じて飲むとインターフェロンが増える
  • インターフェロンはがん差横暴を抑制する物質
  • クロロフィルは皮膚からも吸収される
  • クロロフィルは強い殺菌力がある
  • クロロフィルは抗アレルギー作用もある
  • すると、新陳代謝が促進される
  • さらに消炎効果(炎症を治す)もある

上記の言及からは、お肌やアレルギーのあれこれに敏感な方は、よもぎを煎じて飲むことが良いと言えます。



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