やっぱり秋には「柿」

9月に入って急に秋めいてきました。

体は正直なもので、
夏に減退していた食欲は、
モリモリと復活し、
天高く馬肥ゆる秋ということになります。

その食欲と同調するように、
美味しい食べ物たちも登場します。

新米、梨、ブドウ、栗など
枚挙にいとまがありません。

忘れてはいけない果物に、
柿(かき)があります。

柿は、
ビタミンK、B1、B2、カロチン、タンニン(渋味の原因)、
ミネラルなどを多く含んでいる
バランスの取れた果物です。

特に柿の成分で意外なのは、
ビタミンCを多く含むことです。

甘柿に含まれるビタミンCは、
レモンやイチゴと肩を並べるほどです。

「柿が赤くなれば、医者が青くなる」
と言われるほど柿の栄養価は高いのです。

ビタミンCとタンニンが、
血液中のアルコール分の排出を促し、
カリウムの利尿作用と相まって
「二日酔いには柿」とも言われています。

さらに柿葉にも、
ビタミンC、K、B類が多く含まれいます。

血管を強化する作用や止血作用があるため、
柿の葉茶としてよく飲まれています。

実も葉も、大変ありがたい植物といえるでしょう。

柿がたわわに実った木を見ると、
秋の深まりを景色として楽しめますが、
個人的には、
柿の実を食べることで、
秋の深まりをお腹で楽しんでしまいます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。