今が旬の新生姜。
福岡の方丈会では、メインの食材として有名です。
色白の新生姜は、辛味も穏やかで、
みずみずしく、いかにも美味しそうです。
新生姜を甘酢漬けにしたという方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
生姜が、体に良い効果をもたらしてくれるということは、
広く知られています。
まずは、香り。
生姜の香りに含まれるシネオールという成分は、
食欲増進、疲労回復、夏バテ解消に役立ちます。
健胃・解毒・消炎作用もあります。
次は、辛味。
生姜の辛味成分である、ジンゲロール・ショウガオールは、
強い殺菌作用があります。
ガン細胞の増殖を抑制する作用や
発ガン物質が引き起こす遺伝子の突然変異を抑制する作用など
多くの研究者が注目している成分です。
また、血行を促進する作用や、
体を温める働きがあるほか、新陳代謝を活発にし、
発汗作用を高める働きもあります。
ナトリウムの排出を促して血圧の上昇を抑える働きや、
筋肉の収縮をスムーズにする働き、
腎臓に溜まりやすい老廃物の排泄を促す働きもあるといわれている
カリウムも多く含まれています。
加熱調理することで、身体を温める効果が大きくなります。
臭みを消したり、脂の酸化を防止する効果などもあり、
薬膳に最適の食材といえます。
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