レモンの皮を活用する

レモンには、100g中50mgのビタミンCが含まれ、
柑橘類中の中でもトップクラスです。

またレモンの爽やかな香りと酸味は、
料理の隠し味や風味付けには欠かせない
定番の材料でもあります。

実際の使用法としては、
主に果汁を絞って使用することが多いのですが、
レモンの皮にもビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富ですから、
果汁をしぼった後に捨ててしまうのはもったいないことです。

かつては、流通するレモンのほとんどが
輸入レモンだった時代もありました。

船積みで運ばれてくる外国産レモンの表面には、
カビの発生を抑えるための防カビ剤が使用されていたため、
皮を利用することは控えられていましたが、
最近では国産のレモンも手に入れやすくなったため、
いままであまり活用されていなかったレモンの皮も
ずいぶん利用されるようになっています。

すでにケーキや料理の材料として、
レモンの皮は利用されていますが、
暮らしの中でもレモンの皮は活用できます。

皮に含まれる代表的な成分であるリモネンには、
アロマ成分として、
気分の高揚や気持ちの切り替えを促し、
理解力や集中力を高める働きがあります。

レモンにはおだやかな漂白作用があるので、
美容にも効果が期待できます。

レモンの皮で爪を磨くと、
つやが出てますし、
おろし金ですりおろしたレモンの皮を
歯ブラシにつけて磨くと、
口臭予防や歯のホワイトニング効果も期待できます。

魚を調理した後の包丁やまな板を
レモンの皮でこすることで消臭ができます。

また、レモンの皮には、
果肉同様にクエン酸が含まれていますので、
消毒殺菌作用に優れています。

レモンの皮をしぼった液体を水で希釈して
室内にスプレーすれば
風邪やインフルエンザなどの感染症の予防にもなります。

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