10月になって朝晩に肌寒さを感じると、
衣替えを本格的に行う決心がつきます。
タンスや収納ケース、あるいはクローゼットから
秋冬用の衣類を取り出すのは簡単ですが、
夏用の衣類を収納するのは気が重いという方は
少なくないはずです。
面倒臭さが先行して、
どーんと衣装ケースに放り込みたくなりますが、
来年のことを考えれば、
やはりちゃんとした収納を心掛けなければなりません。
収納する時に一番気をつけたいのが、
シミや虫食い対策です。
特に夏の衣類は、
充分に汚れを落として収納しなければ、
来年、フタを開けてみると取り返しの付かない状況が…、
ということにもなりかねません。
対策の第一としては、
汚れを落とした後、
よく乾燥させてから収納するという点でしょう。
虫食い対策としては、
防虫剤と一緒に保管するということになりますが、
気をつけなければならない点があります。
防虫剤の成分は空気より重いので、
上から下に広がります。
したがって、衣類を重ねて収納するのであれば、
衣類の上に置くのがベストです。
防虫効果を最大限にするのであれば、
詰め込み過ぎはよくありません。
ぎゅうぎゅう詰めの状態では、
防虫成分が行き渡りにくく、
効果も半減してしまいます。
タンスや収納ケースの8分目くらいまでを
目安にします。
吊り下げるタイプの防虫剤は、
防虫成分が空気中に蒸散するようになっていますので、
等間隔にかけると満遍なく広がり、効果的です。
長い間かけっぱなしの防虫剤は、
効力が無くなっているものもありますので、
使用し始めた日を防虫剤に記しておくと、
いつ使い始めたかがわかるので、
交換時期の目安になります。
衣類が完全に乾いていない状態で収納すると
カビの原因となってしまうので、
絶対にやめましょう。
クリーニング店から戻った衣類も、
スチームアイロンなどの湿気を含んでいる場合がありますので、
一度クリーング店でかけられたビニール袋をはずして陰干しした後に、
しっかり乾燥してから収納することにも心がけて下さい。
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