お肌の老化と再生

かつては、食事量を減らすことが美しいダイエットであると考えられてきましたが、
必要以上の食事制限は、体重を減らすというメリット以上に体にダメージを与えることを、
広く最近では知られるようになってきました。

日々の摂取カロリーが、消費カロリーよりも多ければ体重が増えることは当然ですが、
逆に日常生活に必要なエネルギー以下まで摂取カロリーを減らすと、
新陳代謝のために使われる成分が不足して、健康に悪影響を及ぼし、
肌トラブルの原因にもつながります。

体重は減ったけれど、カサカサのお肌では真の健康とはいえません。

健康と美容のバランスがとれたダイエットは、「摂るカロリー<消費するカロリー」で
体重が減るという単純な算数では測れません。

年齢が高い場合には、加齢による新陳代謝の低下も影響します。

一般的に皮膚の表皮は、およそ28日の周期で生まれ変わっていますが、
残念ながら40代になるとその周期は45日程度と、スピードが遅くなります。

ちょっとしたカスリ傷が、年齢とともに治りにくくなっていくのはそのためです。

またシミが増えたり、肌がくすむといった症状も同様です。

表皮の新陳代謝は、加齢によってその周期は遅くはなりますが、なんとか生まれ変わります。

しかし表皮の奥にある線維芽細胞(せんいがさいぼう)は細胞分裂に乏しいため、
加齢によりその数が減り、活動は弱まります。

この線維芽細胞こそ、肌の若々しさを保つコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンを
生成する細胞なのです。

したがって年齢に応じて不足する成分を補う、お肌のケアを考えなければなりません。

加齢によるお肌の状況を正確に把握し、不足しがちなコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンを摂ることは、美しく歳を重ねるための「正しい心がけ」といえます。

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