地球が誕生したのは、およそ46億年前と言われています。
この太陽系の第三惑星は、水で満たされ、太陽系の惑星の中では、
生命という奇跡が発生した唯一の星です。
原始の海から誕生した命の系図は、様々な進化を遂げ、
動物や植物へと姿を変えていきました。
地球という星で生きるために、それぞれの生物は様々な物質を
共用したり、あるいはお互いが不必要として外に排出したものを
再利用するという、微妙なバランスを保ちながら生き延びています。
そのつながりの一つが酸素です。
私達にとって文字通り、酸素なしで生きていけませんが、
その貴重な酸素は、植物にとっては捨てられたものであることを
実感することはあまりありません。
ご存知のように、植物は太陽の光を利用し、二酸化炭素と水から
デンプンなどの有機物を作り、酸素を排出します。
動物にとっては呼吸の際に吐き出す不要な二酸化炭素を、
植物が養分生産の原料とすることは、動物と植物が共に地球で生きている
ということの証です。
お互いが、かけがえのない地球という宇宙船の乗組員であることを
心から理解することができる事実です。
太陽の光というエネルギーがあることで、光合成というシステムが機能し、
デンプンという生産物を作り、廃棄物である酸素を捨ててくれるおかげで、
動物は命を維持することができるのですから、その代表格である人間は、
植物が生きやすい環境を、心して守らなければなりません。
植物が生きやすいということは、動物が棲みやすいということに繋がるのです。
ところで、
太陽が沈むと植物は光合成を止めますから、デンプン生産のための
二酸化炭素は不必要となります。
逆に夕方になると、個人的には二酸化炭素が少々必要となります。
酵母菌の醗酵によって二酸化炭素が溶け込んだビールを
飲まなければならないからです…。
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