昔から身長を伸ばすためには、牛乳や小魚をたくさん食べてカルシウムを摂取することが大切だといわれてきましたが、最近になって、実はそうではないことがわかってきました。
中高年の方が膝痛や関節痛の緩和のために摂取しているグルコサミンやコンドロイチンにこそ、軟骨を強化し、骨の成長を促して身長を伸ばす効果があるといいます。
子どもさんの成長期に、効果的に身長を伸ばす効果がグルコサミンやコンドロイチンの成分のなかに本当にあるのでしょうか。
身長とカルシウム
昔から、身長を伸ばしたいという子供には、牛乳をたくさん飲ませるといいと言われていました。バレーボールやバスケットボールなど、特に身長の高さが必要となるスポーツをしている子供が一日に2本も3本も牛乳を飲んでいる姿が見られていたのではないでしょうか。
確かに、牛乳に豊富に含まれているカルシウムは、骨を丈夫にして身体の基礎部分の環境を整えるという点では有効です。しかし、最新の研究では、カルシウムそのものが身長を伸ばすこと及ぼす影響はあまりないという結果が得られています。身長が伸びる、つまり骨が成長することをサポートするには、軟骨をつくる成分に含まれるグルコサミンやコンドロイチンを摂取することが必要となるわけです。
グルコサミンやコンドロイチンと身長との関係
グルコサミンやコンドロイチンというと、関節痛や膝痛に悩む中高年の方が、痛みを緩和させるために摂取するというイメージがあります。しかし、摂取の本来の目的は、骨と骨との間のクッションの役割をする軟骨がすり減ることを防止するためです。身長が伸びるということは、軟骨部分が伸びることで骨が成長するということであり、つまり、軟骨がしっかりとしていれば、身長が伸びるということにつながるのです。
グルコサミンやコンドロイチンには、軟骨を強化、修復、再生する効果があるので、育ち盛りの子供さんの身長を伸ばすのにも期待が持てるということなのです。グルコサミン単体のみでなく、コンドロイチンも配合されたサプリメントで手軽に摂取されることをおすすめします。
身長を伸ばす鍵とは
成長期の子供さんの身長を伸ばすには、カルシウムを十分にとって骨を丈夫にするとともに、グルコサミンやコンドロイチンが配合されたサプリメントで軟骨をしっかりとサポートすることが大切です。
それ以外にも、身長を伸ばす鍵があります。夏休みが明けると子どもさんの身長が大きく伸びているということがよくあります。これは、海水浴や昆虫採集などで外に出て紫外線を浴びる機会が増えたことによるものであるといわれています。紫外線は成長ホルモンを多く分泌させることがわかっており、サプリと紫外線の相乗効果で身長が伸びることが期待できるのです。
また、昔から寝る子は育つといわれるように、成長ホルモンが分泌される夜10時以降の睡眠も大切だといわれています。
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