交感神経と副交感神経を合わせて、
自律神経と呼びます。
心臓などのように、
自分ではコントロールできない
自動的に働く神経です。
交感神経は、活動する神経であり、
副交感神経は、休む神経といわれています。
交感神経と副交感神経は、
必要に応じて自動的に切りかわって働くようになっていますが、
不規則な生活や習慣などでこのバランスが崩れると、
動悸やめまい、頭痛、憂鬱感などの症状が現れます。
このような自覚症状を感じて、
病院で検査をしてもらった結果、
なにも異常がみつからない場合は、
自律神経失調症と診断されることが少なくありません。
というのも、
自律神経系の不調による症状のあらわれ方は、
非常に不安定で、
複数の症状があらわれる、
あるいは症状が出たり消えたりする場合があります。
自律神経失調症の特効薬というものはなく、
薬物療法やカウンセリングなどの心理療法、
指圧やマッサージなどの理学療法、
症状やタイプを見極めながら、
治療することになります。
また、
原因となる生活環境などを改善するために、
音楽療法やアロマテラピーなど五感に働きかける治療法が
とられることもあります。
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