ダイエットって言葉はいつから使われているの?
「ダイエット」とはdietと書き、元々は「規定食」と訳される単語でした。しかし、今では美容や肥満解消のための食事制限という意味から、痩せるための活動全体を指す言葉へと解釈が広がり、定着しています。
「ダイエット」という言葉が、日本でいつごろから使われ始めたかご存知でしょうか?実は、いつだれが日本で使い出したかというはっきりとした記述はありません。しかし、ダイエットという言葉が使われ始めたのは1970年代後半、定着したのは、1980年代のようです。それまでは、「美容体操」や「やせ薬」などという言葉が使われており、書籍の題名などとして使用が確認できるのが、1980年前後のことになります。
昔ってどんなダイエット法がはやっていたの?
その昔、多くの人が試した流行りのダイエット法には正統派の物からかなり風変わりなものまでさまざまなものがありました。
1970年「ミコのカロリーBOOK」が150万部の大ベストセラーになり、それまで日本ではなじみのなかった1日2000kcal以内というカロリー制限が紹介されたことから、痩身ブームが始まります。痩身器具としては、ルームランナーやスタイリー、ぶら下がり健康器などが流行りました。
1980年代は一転してゆでたまごだけ、りんごだけ、こんにゃくだけを食べる単品ダイエットがブームになります。ダイエット法を書いたタレント本も次々出版された時期でもあります。
バブルが弾けた1990年代は、ラップを巻くだけマニキュアを塗るだけと言うようなお手軽ダイエットが流行りましたが、2000年以降は理論に基づくダイエット法が試されるようになりました。
昔はどんな体型の女性がモテたの?
モテた女性の体型を、歴史をたどりながら見ていくと、昔も今も意外と近いものが感じられます。例えば、女性が社会進出を始めた1960年代は、高度成長の時代で、アメリカが憧れの対象でした。そのため、当時人気だったマリリン・モンローのような豊満で女性らしい体型が理想とされ、美容整形やエステが注目されるようになります。
しかし、1967年に来日したファッションモデルのツイッギーはそれまでのアメリカ人女性とはイメージが少し異なりました。彼女がはいていたことで一代ブームとなったミニスカートですが、足が長くてやせていなければ似合わない代物です。ツイッギーは当時としては高い165cmという身長に41kgという超痩せ型でしたから、強力なやせ薬を飲み過激なダイエットや美容整形にお金をかける若い女性が問題視されました。
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