最近ではレストランのメニューやスーパーマーケットのお惣菜にカロリーが
表示されているのを目にする機会が増えました。
一日のカロリー計算をするための有り難い情報公開といえます。
さて、ダイエットをするためには、「摂取カロリー」<「消費カロリー」ということに
ならなければなりませんが、みなさんは、自分の体が一日にどのくらいのエネルギーを
必要としているのかご存じですか?
人それぞれ年齢も体重も違いますから、消費カロリーも違います。
そこで厚生労働省は、一日に消費するエネルギーを体重1kgあたりの基礎代謝量(kcal)で示す、
基礎代謝基準値を公表しています。
基礎代謝基準値は、性別と年齢別によって下記のような数値(kcal/kg)になっています。
年齢 男性 女性
01歳 61.0 59.7
20歳 24.0 22.1
40歳 22.3 21.7
60歳 21.5 20.7
70歳 21.5 20.7
※日本人の食事摂取基準(厚生労働省2010年)
驚くことに1歳の赤ちゃんは、60歳のおよそ3倍ものカロリーを消費します。
成長するために沢山飲んで、沢山食べて大きくなるのですね。
さて消費カロリーの話に戻どりましょう。
例えば、40歳の女性で体重が50kgとして計算してみましょう。
40際女性の基礎代謝基準値は21.7ですから…、
体重×基礎代謝基準値=50×21.7=1085kcal
つまりこの女性は、一日におよそ1085kcalを消費していることになります。
一日の摂取カロリーがこれ以下であれば、理論的には体重が減ることになります。
※一日の中で行なった運動強度にも左右されます。
「ダイエットを考えて、ジョギングをするようにしたの。」と言いつつ、
「運動するとお腹が減るから…。」と大きな口を開けてケーキを頬張っているようでは、
健康維持のためのダイエット作戦は本末転倒となります。
嬉しい結果を得るには、まず自らの一日の消費カロリーをちゃんと知っておく必要があります。
基本的には、消費カロリー以上に食べない。できれば有酸素運動を生活の中に取り入れることで
無駄な体内脂肪は少なくなります。
食べ物の中のカロリーとは、たんぱく質、脂肪、炭水化物の3つです。
ビタミンやミネラルなどはカロリーとしてカウントされませんので、
サプリメントを摂ることで不足しそうな成分は補えます。
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