これから暑い日が続くと、
疲れがなかなか取れない
いわゆる夏バテに陥りやすい時期がやってきました。
ところで、
「疲れた」と感じる原因とは
何でしょうか?
病気の症状として出てくる場合を除けば、
疲れを感じる原因として、
疲労物質である乳酸の蓄積や
環境などによるストレスが
挙げられます。
夏の暑さで活発に動くことが
億劫になるため、
運動不足によって、
体を流れる血液の循環が滞ります。
その結果、
乳酸などの疲労物質が排出されず、
疲労がたまりやすく抜けにくい状態に陥ります。
それでも睡眠時は、
エネルギー消費が少なく、
その分必要な酸素量も減るので、
疲れ物質である乳酸の代謝が促進され、
疲労回復につながります。
しかし寝苦しい夏の夜では、
充分な睡眠が取れないこともあって、
朝起きた時に前日の疲れが残っている日々が
続くということになります。
また心臓は、体を維持するために
必要な血液と酸素しか
体内に送り込みませんから
普段からあまり運動しない人は、
心臓や肺の働きが鈍くなり、
より疲れやすい体質になってしまいます。
したがって、健康な体を維持するためには
運動を心がけることが大切です。
ただし、炎天下の運動では
熱中症になる恐れもありますので、
血行を促すための就寝前に行なう
足のマッサージをお奨めします。
というのも日中は、
立った姿勢で過ごす時間が長いので、
就寝時は、足が一番むくんだ状態になっています。
横になる前に、足に溜まった疲れを癒して
翌朝にスッキリ起きられる工夫をしましょう。
まず座った姿勢で、5~6秒間隔で、
足の指を内側にグッと曲げ、
パッと開きます。
※足指じゃんけんの要領です。
10回ほど続けると
足先の血流が促されます。
次に足裏の中心を、
指先からかかとへ向かって、
親指もしくは他の4指で押し流す動作を
1分間ほど続けると、
足の裏が少し赤くなり、
血行が促されます。
足の裏を直接手でマッサージできない場合は、
足の裏のツボを刺激する健康竹を踏むことでも
代用できます。
そして、ふくらはぎから膝の裏へと、
ゆっくり引き上げるようにマッサージします。
4~6分/両方の足
最後に親指以外の4指で
太ももの内側を持ち上げるように、
足の付根に向かって
少し強めに引き上げます。
これからがいよいよ夏本番です。
暑さを健やかに乗り切りたいものです。
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