立春の豆まきは終わり、
梅の花もほころんで、
季節はこれから春へと移っていきますが、
まだまだ寒さは続きます。
室内は、エアコンやストーブのお陰で
日中は、過ごしやすい温度に保たれていますが、
ぐっと気温が下がってくる夜更けには
コタツにもぐり込んで暖をとる
冷え性の方も少なくないでしょう。
足元が暖かくなると、
ウトウトと居眠りすることもありますが、
コタツのうたた寝が原因となって
風邪を引くことがあります。
コタツでは、腰から下を暖める事になり、
上半身は外に出た状態です。
睡眠中は、脳が体温を下げて
内臓などを休ませようとカラダをコントロールします。
布団の中で寝る場合、
自分自身の体温でカラダ全体の温度を
維持している状態です。
コタツの中の温度は、体温より高い状態ですから、
上半身と下半身の温度差で、
脳は混乱し、体温調節が不調となります。
寝ているのにカラダは休まらないままです。
また、コタツの中の下半身が汗をかくことで
カラダの水分が奪われ、
口や喉がカラカラに乾燥します。
乾燥した粘膜からは、ウイルスが侵入しやすいので
風邪をひく環境を、
わざわざ整えているようなものです。
ネコはコタツで丸くなって
寝ても問題ないのでしょうが、
人にとってのコタツ寝は、ご用心です。
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