大地のりんご「ジャガイモ」

カレー、肉じゃが、コロッケ、ポテトチップスなど、
ジャガイモは、私達にとって大変馴染み深い食材です。

世界の五大食用作物の一つであるジャガイモは、
南米大陸のアンデス山脈の高地が原産といわれ、
16世紀にスペイン人がヨーロッパへと広めます。

日本には、戦国時代の終わりである1600年頃に
観賞用の花として、
ジャカルタ港からオランダ船で運ばれてきました。

日本名のジャガイモという名前の由来は、
ジャカルタから持ち込まれたイモという説が有力です。

世界には約2000種類以上の品種があると言われ、
日本ではその内のおよそ20種類が栽培されています。

中でも男爵いもとメークインは、2大品種です。

でんぷんが多く含まれる色白の男爵いもは、
ホクホクした食感が特徴で、コロッケや粉ふきいも、
マッシュポテトにむいています。

イギリス生まれで、やや黄色みがかったメークインは、
煮くずれしにくいため、
肉ジャガやカレーライスなどの煮こみ料理に向いています。

日本人に大人気のジャガイモは、
実は栄養面でも大変優れた食材です。

ビタミンCに関しては、含有量がりんごよりも多く、
ジャガイモに含まれるビタミンCは、
デンプンに保護されるため、加熱による損失が少なく、
煮ても焼いても壊れにくい特性を持っています。

ビタミンCばかりでなくカリウムも多く含むジャガイモを、
フランスでは、大地のリンゴ(pomme de terre:ポム・ド・テール)と
呼んでいます。

今晩のお食事に、
新ジャガを使ったひと品をいかがでしょうか?

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